パニック障害

当院では、パニック障害の鍼灸治療も行っています。

身体の状態を鍼で整えるのが重要になってきます。身体には、365個以上のツボがあるとされています。パニック障害の効果的なツボですが、これは、個人個人によって違ってきます。

しいて言うなれば、首や肩の凝りをとることが重要になってきます。
パニック障害の患者さんの7割近くが首や肩の異常を訴えています。
また、ご本人に自覚がなくても凝っている事が多々あります。

使うツボとしては

風池(ふうち) :首の後ろの髪の生え際まにある左右外側のくぼみでいちばんへこんでいる所にあります。

天柱(てんちゅう):首の後ろにある太い筋肉の外側、頭蓋骨の下のくぼみ所にあります。

完骨(かんこつ)耳の後ろにある出っ張った骨の先端にあります。

肩井 (けんせい) 第7頚椎棘突起と肩峰外縁中央との中点に取る。つまり、肩を触って硬い部分となります。

ここの部分を鍼によって刺激する事で首と肩を緩めていきます。

それによって、自律神経が整い易くなります。

そして、患者さんの状態に合わせて、耳のツボや全身調整の為に経絡色体をしていくことでパニック障害を改善していきます。

ここからパニック障害について説明をしていきます。

おおまかに言うと

・心と身体の両方に症状が起こる病気です。

・脳の誤作動によって起こる病気です。

・パニック発作で死ぬ事はないです。

・パニック発作→予期不安→広場恐怖症 へと進むとされます。

・家族や周囲の人の理解と協力が不可欠です。

それぞれ説明していきますね。

西洋医学では、パニック障害は、脳の誤作動によって引き起こされる病気とされています。

どんな人でも不安になることがあります。通常は不安になる何らかかの理由があります。

しかし、パニック障害の場合、最初は不安になるような理由がないのに、いきなり不安に襲われてパニック発作を起こします。

これは、脳内の神経伝達物質がバランスをくずし、脳が誤って作動するためと考えれています。

励ますつもりで、言葉をかかけるのはよくないとされています。

また、よく質問されるのですが、パニック発作で死ぬ事があるのですか? と聞かれます。

パニック発作でよくあらわれる身体症状は、動悸 めまい 呼吸困難 等です。

しかし心臓 肺 脳 といった臓器に異常があるわけではありません。

パニック発作の身体症状は、ストレスなどで自律神経が極度に緊張するために起こる自律神経症状です。

ですので、パニック発作で死ぬ事はありません。安心してください!!

これは大事な事なのでしっかりと覚えておくといいですよ。

今回はパニック発作の症状についてお話をしていきたいと思います。

パニック発作では、精神症状と同時に動悸や呼吸困難等の身体的症状が表れてくるので

ほとんどの方は、身体の病気を疑う事が多いです。

どのような症状があったらパニック発作なのでしょうか?

DSMの診断基準によると、13症状のうちに4つ以上ある場合がパニック発作の可能性が高いとされます。

DSMというのはアメリカ精神医学会が作っている、心の病気に関する診断基準のことです。Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの頭文字をとった略称。世界的に広く用いられており、日本では「精神障害の診断と統計マニュアル」「精神疾患診断統計マニュアル」などと呼ばれています。

以下の様な症状が出てくるとパニック発作を疑ったいいとされています。

・動悸、心悸亢進、心拍数の増加

この動悸という症状はパニック発作で一番によく表れてくる症状です。

・汗をかく

・ふるえる

ときにはコントロールができないくらい震えます。

・息がきれる、息苦しい

この息苦しさも特徴的な症状です。呼吸が速くなったり、息が荒くなる事も多いです。
ひどい方になると息の仕方も忘れるそうです。

・息がつまる、窒息しそうになる
現実には、そんな場所にいるわけではないのに、狭いところに閉じ込められ、息が吸えないと感じると訴える方もいます。窒息する感覚は死につながり、強い恐怖感を引き起こしたりして、失神する人もいます。

・胸の痛みや不快感
胸の一部がチクっと痛んだり、不快に感じます。激しい動悸症状などが同時にあると、心筋梗塞などの心臓病を疑ったりしますが胸の締め付けが強力に痛いです。

・吐き気がする、お腹が不快

・めまいがする。頭がふらつく

・身体が冷たい、または暑いと感じる。

・感覚が麻痺する。
身体の感覚がにぶくなって、麻痺したように感じます。

・現実感がない。
自分が自分でないような、自分を感じる力が弱まった状態です。

・制御不能・気が変になる恐怖。
強く不安や恐怖におそわれます。

・死んでしまうかもしれないという恐怖。

があります。かならずしも、この様な症状が出たからといってパニック発作があるわけではありません。
しかしながら、早めの治療が大変重要となってきます。
西洋医学のお薬に頼らざるえない時はしょうがないですが、ずっとお薬に頼ってしまうとよくないです。

パニック発作は、パニック発作の中心的症状ですが、ほかの精神疾患でも起こります。

例えば、対人不安症の人が人前で話さなければならない時や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の人がおそろしい場面に遭遇したときなどに起こる事があります。

しかし対人恐怖症やPTSDでは、発作が起こる理由がわかっているので、その状況を避ければ発作を繰り返す事はありません。

一方、パニック障害の場合は、何の理由もないのに不意に強烈な恐怖や不安に襲われて、激しいパニック発作が起こります。

パニック発作には、息が詰まる、心臓が破裂しそうになる、といった身体症状つまり自律神経症状が伴ってきます。

その激烈がさらなる不安や恐怖をかき立てます。

そしてこの発作は繰り返し起こるため、不安が消えません。

いずれにしても、理由が分からない状態ほど不安なことはありません。

病院に行っても原因が分からず、病院を転々とする事も少なくありません。

しっかりとした治療をしていく事をおすすめいたいします。

パニック発作の特徴についてのまとめです。

・不意に起こり、急速にピークになる。
パニック発作は、対人恐怖症やPTSDなどでも起こるが、発作を起こす理由や状況があります。
一方、パニック障害では本人も意識していない時に何も引き金になる状況はないのに不意に起こり、急速にピークに達する。持続時間はほとんどが10〜20分程とされています。

・繰り返し起こる
人によって違いますが、最初の発作から2回目の発作までの間隔は、だいたい数日から数週間とされています。
2回目の発作のあとは連続して起こる様になる事がありますが、それが不安を強める事になります。

・病院で検査をしても身体の異常は見つからない。
身体の検査をしても何も異常がない事が多いです。
心臓や肺などの臓器の病気のために発作が起こるわけではない。

・1日24時間、いつでも起こりうる
昼でも夜でも、発作が起こる可能性があります。
睡眠時の発作は、50%の患者さんに認められるそうです。

参考文献は パニック障害 〜正しい知識とケア〜 坪井康次 著 です。

当院の治療方法としては、お薬等によらないお身体に優しい東洋医学の治療をしていきます。

次にどの様な鍼灸の治療をしていくか?ですが
パニック障害の場合は、自律神経を調整することが大事になってきます。

自律神経の治療については以下の記事を参考にされてください。

また、身体の状態を鍼で整えるのも重要になってきます。身体には、365個以上のツボがあるとされています。