西洋医学においてアトピー性皮膚炎と呼ばれる疾患のアトピーとは「よく分からない」という意味のギリシャ語です。原因について色々と説はあるようですが 食べ物 生活習慣 水 等と言われていますが分かってはいません。
それゆえに病院での治療の多くはステロイド剤などで皮膚のかゆみ、ただれ、湿疹などの症状を抑えることに費やされています。
顔の皮膚がカサカサしたりザラザラしますがこれってアトピーですか?
という質問をよく受けます。
アトピー性皮膚炎とは、皮膚にかゆみのある湿疹ができて、良くなったり悪くなったりを繰り返すものです。カサカサしたりザラザラしているのを放っておくと、かゆみが出てきます。
市販のクリームを塗って、治らなければ、皮膚科を受診された方がいい時もあります。
目次
アトピー性皮膚炎に似た症状
・接触性皮膚炎:皮膚に接触した物質による刺激やアレルギーによって生じる皮膚炎、かぶれ です。
・脂漏性皮膚炎:頭部にフケを伴う湿疹です。
・単純性痒疹:強いかゆみを伴う硬く盛り上がった湿疹ができます。
・疥癬(かいせん):ダニによって激しいかゆみを伴った赤い発疹が出ます。
・あせも
・皮脂欠乏性湿疹:かゆみを伴う皮膚の乾燥による湿疹です。
等があります。
日本皮膚科学会がまとめた アトピー性皮膚炎の定義・診断基準によると
・かゆみがある。
・赤い発疹・ジクジクした赤い発疹・かさぶたができる・皮膚の表面が硬くなる・皮膚が細かくはがれてくる、という皮膚症状がある。
・額や目や口のまわり、唇、耳のまわり、首、ひじの内側やひざの裏側、胴体などにできやすく、体の左右同じ場所にできやすい。
・症状が繰り返し起こる。
・乳児では2ヶ月以上、それ以外の人は6ヶ月以上症状が続く。
です。参考にされてください。
まず、ご自身でできることですが
顔がカサカサした場合の対策
保湿をしっかりして皮膚を乾燥させないようにするのが基本です。
市販されている軟膏クリームをしっかりつけるといいですよ。皮膚が少し乾燥してきたなぁと思ったら、1日に何度でも塗り直すのがいいです。お風呂から上がった際は10分以内にクリームを塗るといいです。
化粧水を塗ってからクリームを塗るのもいいかもしれません。また皮脂の分泌が少ない冬の入浴は軽くしたらいいです。
年齢を重ねるにつれて、皮膚の水分や皮膚を保護する皮脂の分泌が減ってしまうため、カサカサしてかゆくなる事が多くなります。皮膚科に行くと皮脂欠乏性湿疹と言われる事もあるみたいです。
また、皮膚が炎症を起こしていると、赤くなります。この際は軽くシャワー等で流してあげたりするといいと思います。石けんを使う場合は、よく泡立て使う事をお勧めします。泡で身体を洗うという感じです。
なるべくであれば添加物の少ないものを使うといいです。
赤ちゃんに使用する場合は、皮膚がデリケートなのでベビーオイルなどの保湿剤で身体を拭いてあげるのをお勧めします。また最近は、たまごアレルギーの方もいらっしゃいますが、アトピーと食物アレルギーは別の病気です。両方とも持っている方もいらっしゃいます。
アトピーの原因は色々あるので、これをすればよくなる! というのは個人個人で違います。病院で処方される薬でステロイドや非ステロイドがありますが、非ステロイドなので安心ということではありません。かぶれてしまう方もいるので担当の医師と相談して使うといいと思います。
かゆみがあって病院に行って聞いていただきたい事
- これはアトピーですか?
- この薬はどこに塗るのですか?
- 何日ぐらいでよくなりますか?
- よくなったら、その後どうしたらいいですか?
- 入浴の仕方、食べ物、日常生活で気をつける事は?
等を聞いていただいたらいいと思います。
あと、アトピーで病院に行かれる場合、大きな病院に行くべきか?
個人の病院に行くべきか?悩まれる方がいますが
症状が変化しやすい時期は通いやすい病院で、重症の場合は大きい病院で診てもらうのがいいです。
アトピーにいい皮膚科の病院
福岡でアトピーにいい皮膚科の病院ないですか?
と当院に来られているクライアントさんに聞かれました。
詳しくお話しを伺うと、ステロイドは身体に悪いから使いたくない、なるべくなら東洋医学的な感じで漢方薬を扱っている所がいいです。
とおっしゃっていました。
そうですね。私は開業する前に、色々と大学病院や内科にいた事がありますがアトピーで悩んでいる方はすごく多かったです。日本人の5人に1人はアトピーに関係するお肌のトラブルに悩んでいるといいます。
正直申しまして、漢方薬でアトピーを治すのは、かなりの時間がかかりますし、ステロイドほどの即効性もありません。効果が出やすい方、出にくい方の差が大きいです。
病院の先生の相性もあるので、ある人には良かったけど、ある人には合わなかったという事もあります。ステロイドを使わないからいい先生だというのも違います。
一般的に病院での処置はどこも保険の関係等で同じです。
しかしながら、アトピーでいいと言えば 福田皮膚科クリニック が有名ですね。
気になる方は相談してもいいかもしれませんね。
ここからは、アトピーについて詳しく書いていきたいと思います。
ステロイド剤は使うほどに効果が薄れるので更に強いステロイド剤を使用する必要が出てきます。
アトピー性皮膚炎の主な症状は、かゆみのある湿疹です。この湿疹は、赤みがある湿疹 ブツブツと盛り上がりのある湿疹 ジュクジュクとした水分を含んだ湿疹 等が見られる事が多いです。
アトピーの症状は、その痒みから、掻きむしってしまうことで炎症を強めてしまいます。そして、アトピー性皮膚炎の症状が強くなると、さらなる痒みを招くという悪循環にはいってしまいます。
夜、寝ている際に無意識にかきむしってしまう事も多いです。そのような状態だと、寝ている間に皮膚自身が修復をしようとして働いていてもこれでは一向に治らないのです。
アトピーで悩まれている方は
・かさぶた(痂皮)
・皮膚の浅い部分がただれる(びらん)
・皮膚が硬くゴワゴワになる
といった状態になっています。
アトピー性皮膚炎の症状による湿疹は、その出現する位置にも特徴があります。多少の個人差はありますが、主に顔や首周り、脇の下、肘の内側、鼠径のあたり、膝の裏側といった場所に湿疹が見られることが多いです。
アトピーの方はエステや脱毛をしようとしても断られる事も多いようです。
特に脱毛では、フラッシュという光を用いて行われます。 このフラッシュ脱毛では、施術後に肌が乾燥することがしばしば見受けられます。
これは、通常肌の人でも何も手当をしなければ乾燥することがあるのです。この乾燥するのがよくないのです。エステで使うオイルとかもよくないみたいです。
美容鍼はそのようなデメリットありませんので安心して受けれます。
ただし、お肌の状態によって施術をお断りする事もありますので、ご了承ください。
乳液
お肌の状態を良くするために乳液をつけることも多いです。
最近の乳液は、みずみずしいテクスチャーのものが多く、スッと肌になじんでいきます。
あまり強く刷り込んだりせず、優しく肌の上を滑らせるようにしないといけないです。
また、クリームは皮脂分泌の少ない部分を目安に塗ります。
20〜30代なら目元や口元のみに、40代以降なら目元や口元にプラスして皮脂の足りない部分につけていく事が重要になってきます。
普段から自分の肌をよく観ておく事が重要となってきます。
また、最近UVケアは、ウルトラ バイオレット レイの略で紫外線の事です。
なんとなく紫外線はお肌に悪いと思いながら、日焼けをしてしまったりすることが多いです。
紫外線の怖さは、肌の老化を早める事です。
紫外線を浴びた肌は、肌を守ろうとメラニン色素をつくり出しますが、そればうまく排泄されないと、シミの原因になります。
また紫外線は真皮にまで到達して、肌の弾力を保っているコラーゲンを傷つけることもあります。
それが、シワやたるみの原因です。
つまり、肌の老化を確実に進行させるのが紫外線なのです。
対策をしているか、していないで10年後の肌は大きく変わってきます。
紫外線は暑さやまぶしさがないため、どのくらい肌が紫外線を浴びているのか実感できません。
そこが紫外線の落とし穴です。
まだ大丈夫だと油断していると、ダメージは日々蓄積されて、ある日突然、肌老化として急に現れるのです。
紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)があり、どちらも肌老化の原因になるので両方を防ぐ事が重要になってきます。
日焼け止めに使われる成分
日焼け止めに使われる成分は2種類あります。
・紫外線吸収剤
これは、肌の上で紫外線を吸収する働きをもちます。
科学的には吸収した光エネルギーを別のものに変換する事で肌を守ります。
・紫外線散乱剤
紫外線を肌の上で反射させる物質の事です。
金属を酸化させた粉体や細かい粘土質の粉などが用いられています。
ターンオーバー
肌の角層以下の表皮は、肌の生産工場みたいな所です。
この細胞の部分で肌を作る細胞が生まれて、そして次々に入れ替わっていってます。
これをターンオーバーと呼ばれます。
表皮の一番下にある基底層で新しい細胞が生まれて、28日くらいかけて角層へと上がっていって、最後は垢となってはがれ落ちていきます。
表皮が傷ついたり、乾燥したり、日焼けしていても、細胞が絶えず入れ替わっているので、すこやかな状態になっています。
ところが、年齢を重ねるにつれてターンオーバーは遅くなってしまって、40代になると 約40日もかかってしまっているのです。これが傷の治りが遅くなったり、シミができやすくなったりするのはそのためです。
その逆で、病気などでターンオーバーが早まりすぎると、皮がむけることもあります。
ターンオーバーが早くても遅くても、肌は美しくなりません。
健康な角質細胞をしっかりつくり出せるよう一定のサイクルを保つことがアトピーで傷めた肌を美肌にする第一歩です。
また、肌表面は、表皮の一番上にある角層で角層は厚みはわずか0.02ミリほどの非常に薄い膜ですが、その構造に秘密があります。
セラミド
お顔の場合、実は角層は約20層の細胞が積み重なっています。
その隙間を セラミド と言われている角質細胞間脂質 がぴったりと埋めています。
例えて言えば、レンガ(角質細胞)が幾重にも重なっていて、それぞれの隙間をセメント(セラミド)が埋めているような状態です。
こうした細胞どうしをぴったり密着させる構造によって、水や異物が肌の中に入り込むのを防ぐという、重要な働きをしています。これを バリア機能です。
このバリア機能が弱ってしまうと、外からの刺激を受けやすくなってしまって肌あれの原因となってしまいます。
バリア機能のもう一つの大きな働きがあります。それは肌の内側から湧き出る水分を角層に蓄えておくことです。
角層
健康な角層は、約20〜30%の水分を含んでいます。それは、主に肌がみずからつくり出すセラミドなどの保湿物質によって維持されています。セラミドは単に細胞どうしをくっつける役目だけではなくて、保湿物質として大きな役割を担っています。
ところが、セラミドを作り出す力が弱くなってしまうと、角層の水分は蒸発してしまいます。
ついには肌内部の潤いまで失われてしまうのです。
正常なバリア機能を保つには、肌内部でセラミドなどの保湿物質がきちんと働いていることが重要です。
また、基底層についてお話します。
基底層は、新しい細胞が作り出される場所です。
また真皮を守る働きもあります。表皮がダメージを受けても肌がターンオーバーしているので、元に戻りますがダメージが真皮まで及んでしまうと、完全には元に戻らなくなってしまいます。
そのため、基底層は基底膜と一体になって強い膜のようになり、真皮の線維にも結合して、真皮を強くしています。また基底層にはシミのもととなるメラニンを生成するメラノサイトもあります。
なぜ、表皮と真皮に紫外線が届かないようにメラニンをつくってカーテンのようにブロックしているのです。
実は基底膜が衰えるとシミができやすくなります。
加齢とともに基底膜は衰えて弱くなるので、メラニンがその下の真皮まで落ちてしまうこともあります。
落ちたメラニンは、頑固なシミとなって残ってしまうことに。同じだけ紫外線を浴びていたとしても、若い頃よりもだんだんとシミができやすくなるのはこれが原因となっているのです。
過激なダイエットなどでタンパク質などの栄養源が不足したり、血行不良を起こしている場合は、基底層の細胞にうまく栄養と酸素が行き渡らず、ターンオーバーの邪魔をしてしまいます。
規則正しい生活、食事、正しいスキンケアで綺麗な肌をめざしていきましょう。
アトピー治療で病院でステロイドを処方される
今回は、アトピー治療で病院に行ってもステロイドしか処方されない・・・
方はすごく多いです。
これは現在の日本の医療においてアトピーにステロイド治療が有効であると考えられているからです。
塗り薬のステロイドの副作用として
- 毛が伸びて濃くなる。
- 皮膚のが萎縮する。
- 塗った場所が赤くなる。
- 色素が薄くなる。
- 毛細血管が拡張する
- 紫斑
- 皮膚が萎縮して薄くなる
- 皮膚の感染症の悪化や誘発・慢性化
があります。稀にステロイドを使いすぎることによって他の塗り薬にまけてしまう事があります。
上にあげた副作用は必ずしも出てくるわけではないですが、長期の間使っていくと出てくるみたいです。
アトピーの方の皮膚は正常な皮膚と比べると皮脂の分泌が少なくて、細胞間に隙間ができています。この隙間から炎症の原因となる物質が侵入してきます。
正常な皮膚は、分泌された皮脂と一番上の角質細胞によって皮膚表面にバリアーができています。このバリアーが皮膚内の水分の蒸発を防いで、外からの異物の侵入を防ぐ役目もあります。
アトピー性皮膚炎を発症している皮膚は、この皮膚のバリアーに異常が起きている状態なのです。もともと皮脂が出にくくなっている皮膚ですので、皮脂があまりない状態です。水分も蒸発しやすくなっています。
さらに、皮膚の表面の角質細胞同士をはりつけているセラミドという物質が健康な皮膚よりも少ないので、細胞の間にすき間ができています。この隙間から皮膚の状態を悪化してしますダニや花粉、汗が入り込んでしまうのです。入り込んでくると炎症が起こります。この炎症の状態がアトピー性皮膚炎と言われています。
この炎症の状態はとても痒いです。掻いてしまって出血したりします。かゆみの対策としては
かゆみの対策
・冷やす
・意識をそらす
・爪を短くしておく
・保湿をしっかりしておく
のが大変重要となってきます。
また、アトピー性皮膚炎の方は他のアレルギーの方よりもIg E の値が高いように見受けられます。ですのでお住いを綺麗にしたり、布団を綺麗にしたりするといいと思います。
アトピーには、動物性がいい?
ということですが、アトピーで悩んでいらっしゃる女性の方はすごく多いです。
アトピーがひどくてエステに通っても、オイルが合わずに次の朝に起きてみると顔が腫れてしまったり、オーガニックのオイルを使っても・・・
って方もいらっしゃると思います。当院のクライアントさんを診ているとアトピーに関していえば、
100人いらっしゃったら100通りの治療法があります。
ですので、これがアトピーを治しにくくしている原因ではないか?と思います。
このブログにおいても、それぞれの説がありますのでご自身で試していただいてから合うものを見つけていただいたらいいかと思います。
話を戻しますね。アトピーで悩んでいる女性の方は無添加化粧品を使っていると思いますが、ほとんどの方は植物性を使っているのではないでしょうか?
もちろん、添加物よりはいいのですが、
無添加の化粧品を使って調子がいい方はいいのですが、長年使っていても効果を感じなかったり、逆に症状がひどくなる方はちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。
戦時中、日本兵が戦場で負傷して、手当てが受けられなかった時に、実は豚の皮を貼ったそうです。
これは人間も豚も同じ動物なので動物性とういう事で使われていたそうです。
また、形成外科のお医者さんも人口皮膚にカニが原材料のキトサンを使っているのもそのような理由です。
しかしながら、一般に流通している化粧品には、生体成分はわずか0.1%しか入っていません。
これには理由があります。
それは、多くの生体成分つまり動物性の成分が入っていると、皮膚の代謝が良くなりすぎて、排泄を起こして、ニキビやブツブツを出してしまうからです。
ある研究者によると、わざと代謝を上げるために使用するのを勧めている方もいます。
それによって使い始めは、アトピーが一見悪くなってしまったような状態になる事も少なくないです。
アトピーで困っている女性の方の化粧品で動物性の成分を多く使うことを推奨している研究者がいると話ましたが、これはわざと代謝を上げるために使用するのを勧めている方もいます。
それによって使い始めは、アトピーが一見悪くなってしまったような状態になる事も少なくないです。 となってしまいます。
ここで動物性の成分が多く入ってる化粧品のアトピーの出方のサイクルについて説明をしますね。
まずは、真っ赤になって、パンパンにリンパ液で膨らむ状態になります。それらが破裂して、リンパ液がダラダラと流れる状態となっていきます。
それからお肌の皮膚ばボロボロとむける状態になってからしばらく経つと、炎症が治まってきたと思ったら、また炎症を起こして、また真っ赤になってを何回か繰り返していくそうです。
この時期は大変抵抗力も落ちてしまっているので、色々と他にも身体の不調が必ず出てきます。
良くなってくると、個人差はありますが、顔から下にだんだんとアトピーが下に落ちる感じがあるそうです。そうして最後まで首にはアトピーが残る事が多いみたいですが、以前よりも肌の状態が良くなるみたいです。
と言っている方もいますが、勝手に個人でされるのは危険だと思います。
今まで植物性のものを使っていた方が動物性を使うと必ず、アトピーがひどい状態になります。ですので、どうしても試したい方はかかりつけの医師に相談されたりするのがいいかと思います。
当院でも、クライアントさんから、友達がアトピーがそれで改善したので私も改善しますか?と聞かれますが、正直言って実際に試してみないと分からないです。
ですので、ご自身の症状に合わせて無理のないようにしていくといいかと思います。