自律神経失調症を改善させる!

自律神経を調整する為に、骨格を整えることで背骨から出てくる神経の働きを正常にする事で不眠や肩こり、めまい、吐き気といった症状を改善させていきます。また、当院に来院されるクライアントさんの多くの筋肉は長い年月を経てものすごく固くなっているので柔らかくするために電気やシール状の貼るタイプの痛くない鍼をしたりもします。

その他の治療方法としては、耳にあるツボを使う事もあります。

耳には自律神経を安定化させる働きがあるとされています。

現在アメリカ軍では、兵士のPTSDの治療にも用いられてます。

PTSDPost Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。 

wikipediaより参照

 

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

 

 

耳ツボの効果は個人差がかなりあります。1回や2回では効かない事が多いのですが、定期的に刺激をしていけば効果をきっと実感されると思います。

当院での自律神経失調症の鍼灸の治療は大きく分けて3つの方法があります。

 

1つ目としては、自律神経が集中している耳の反射ポイントに鍼を留めることをします。

耳の構造

外耳には、以下の4つの明確なポイントがあります。

 

・中央甲介・・・迷走神経の副交感繊維によって支配されている
・中間耳介・・・三叉神経の下顎枝によって支配されている(交感神経繊維)
・耳輪耳垂領域・・・浅頸神経叢によって支配される(混合支配)
・耳珠の領域・・・混合支配

混合支配は、運動神経、感覚神経、自律神経(交感神経と副交感神経(迷走神経)のいずれか同士が混合している状態)

また、胎生学的に耳の由来を考えてみると、内胚葉、中胚葉、外胚葉から形成されています。
胎生期の耳の発達につれて神経も成長して、耳には迷走神経を始めとしていくつかの脳神経が分布していますが、確実な定説があるわけではありません。

※ノジェ博士の耳介治療ハンドブックより参照

当院では、この副交感神経の支配領域にある、中央甲介のポイントに皮内鍼をしていきます。
患者さんの状態によってポイントを決めていきます。1つのポイントだったり2つのポイントだったりします。

 

2つ目として、耳の後ろにある反応点に鍼をして低周波の電気を流す事をします。


これによって、耳全体の血液の循環を良くすることで自律神経も乱れを整えます。
下記の電気機器を使っていきます。
この機器の特徴として、第1の波がソフトな当たりでしっかりした刺激を確実に伝える理想の波形とされています。

左右合わせて2ポイントにする事が多いです。

 

3つ目として経絡色体療法のダイオードを使って自律神経を調整していきます。

経絡色体治療について

この経絡色体治療の説明については以下に書きます。 経絡色体治療より転載しています。

東洋医学では古来より「五行の色体論」で”色”と”経絡”の関係について説かれ、長い歴史の中に独特の治療体系として培われてきています。
この”色”と”経絡”の関係について長年に渡り研究を行った結果「生体現象」に優れた効果が得られ、実証することができました。こうした研究結果を元に誰にでもわかりやすく簡単に診断と治療が出来るように 「経絡色体診断による三経絡構成治療法」(略称・経絡色体治療法)を体系化したものです。

診断及び治療には、独自に開発した専用器具を必要とします。
経絡調整用シール”は当会の創案者・竹辺博敏先生が実用新案特許登録したものです。
このシールは経絡に関係する六色の正三角形の形状の布にトルマリン鉱石を特殊加工した治療用具です。この経絡調整用シールはトルマリン鉱石から発する特殊な微弱電流の作用と””が経絡現象に有効に働き優れた治療効果を発揮します。

経絡色体治療法の診断は、当研究会独自の診断法によって行います。従来の経絡治療法は脈診が主流を占めていますが、この治療法は、色体法に定めた触診によって特定な部位の皮下組織(筋繊維等)の圧痛、硬結、緊張等の変化を診断器具を使い、主症となる陰経一経絡、陽経二経絡、計三経絡を選定し(三経絡を法則的に構成した治療法)、その治療穴となる経穴を定め「虚・実」の判定を行い、治療用シールを、その経穴に貼付する独自な治療法です。

この治療法の最も特徴とするところは、診断、治療過程において客観性があり効果の判定、誤診のチェックシステムを独自に考案し機能させていることです。

経絡色体治療は鍼による刺針の恐怖感もなく、かつ安全で感染症の心配も無く老若男女誰でも安心して治療を受けることが出来ます。

簡単に説明すると、経絡色体療法は身体のバランスを整えるのに大変優れています。

この治療方法は1度身体に処置するだけで、あなたのお身体は大変楽になります。

症状が残っている場合は、当院の痛くない鍼灸治療を加えることによって自己治癒力を高めて

早期の回復を促す事ができます。

色体治療は原因不明の症状に対しても効果を発揮します。

経絡の色(6色)別に正三角形の特殊シートにトルマリン鉱石の微粉末を加工し、その鉱石から発生する電位の方向性を一定化させるダイオードを使用したシールを虚実の法則にしたがって貼る治療方法です。

これらの治療によって早期に症状が改善するようにしていきます。

耳に鍼をしたり身体のツボに経絡色体をして、更に全身にある自律神経を調整するツボに鍼をすることで、自律神経を整えていきます。


他にも以下の様な治療もしていきます。

自律神経失調症の治療

これは、てい鍼 といって いわゆる刺さない鍼です。

これによって身体の状態を整えていきます。

鍼が苦手な方には、いいかもしれませんね。

自律神経失調症の治療

背骨のきわにツボがあります。
このツボを温めると自律神経失調症を改善していきますよ。

自律神経失調症の治療

足の裏にお灸をしていますが、これは湧泉(ゆうせん)といって
腎に関係しているツボです。
自律神経失調症に効果のあるツボです。

*患者さんによっては刺激が強い場合があるので注意が必要です。

上の絵は、韓国にある高麗手指艾です。

私は韓国語が分からないのですが、松ヤニを固めて、シャーペンの様に細くしたものです。

足や手の先の井穴(せいけつ)にしていきます。

井穴は、経気が出(脈気の出ところ)を主り、主治が心窩満(心窩部の膨満感や緊張)。陰経は井木穴(せいもくけつ)、陽経は井金穴(せいきんけつ)と呼ばれる。

この井穴には神経が集まっています。

この神経を刺激する事で自律神経を刺激して副交感神経を高めて自律神経失調症などを治していきます。

自律神経を整えれば免疫機能が上がっていきます。

自律神経は血液循環や免疫にも大きな影響を及ぼします。

免疫機能を高める為にも、日常の中で身体を温める事が重要になってきます。

副交感神経が適度に優位であれば、血流もよくなって免疫機能もアップします。

しかしながらストレスや不規則な生活で交感神経が優位になってくると血液量は悪くなって、免疫力も落ちます。

交感神経が優位になってくると身体中の筋肉が緊張して、血管が収縮して血液循環が悪くなります。

そうなると冷えや胃腸障害などの身体に悪影響が起こってきます。

また、白血球の働きも正常でなくなるので免疫機能も大きく低下してしまいます。

そこで、登場するのがお灸です。お灸によって身体を温める事で

落ちた身体の機能を回復させていきます。

特に指先を刺激すると白血球が増えるというデータも出ています。

皆様もお灸を活用してみてはいかがでしょうか?

お灸は近くのドラッグストアやamazon でも購入する事ができます。

*先ほどお伝えした高麗手指艾は、とても痛いです。また、お灸の後は少し皮膚がヒリヒリしてしまう事もありますので注意が必要です。

また、自律神経が乱れてしまうと冷えやすい身体になってしまいます。

年齢とともに運動量や筋肉量も減って血流が悪くなっていきます。
筋肉量を意識的に増やしていくという事も大事になります。

自律神経の3つの変動があるとされています。

・生涯変動

・日内変動

・年内変動

があるので注意も必要です。

この3つをきっちり考えていくと自律神経は乱れにくくなります。

自律神経失調症の治療

頭にもツボがあります。
頭部に自律神経のツボがあってここを刺激をする事で
自律神経をはじめてする精神的な病気に効果があるとされています。

以下 日本医師会のサイトよりの転載です。日本医師会のサイト

●自律神経失調症を防ぐには?

自律神経失調症から身を守るには、第一に自律神経が失調状態にならないようにストレスをコントロールすることです。そのためには、不規則な生活を改めたり、休養を十分に取ったり、リラックスできるようないわゆるストレス解消法をもつことです。

【生活のリズムを夜型から朝型へ変える】
自律神経の二つの神経は、一日の中で働く時間帯がだいたい決まっています。交感神経は身体を活発に動かすときに働く「活動型・アクセル型神経」で、主に日中働きます。一方、副交感神経は身体を休めて体力を回復させるときに働く「休息型・ブレーキ型神経」で、主に夜間働きます。
生活リズムが夜型になっている人は、副交感神経が働くことで体力を回復させる時間帯に交感神経が働いている状態です。身体が求めているリズムに逆らうことは、さまざまな症状が現れる原因です。就寝する時間を少しずつ早めて、朝起きることを心がけてリズムを正常に戻すようにしましょう。

【栄養バランスと時間帯を考えた食事をとる】
精神と肉体が健康的であるには、まずは食事が大切です。空腹を満たすためだけに、ファストフードや菓子・清涼飲料水ばかりをとっていては、身体を維持する栄養バランスが保てません。外食が多くなりがちな人は、品数の多い定食にしたり野菜類をとるなど、自分なりの工夫をしたいものです。


また、食事をとる時間帯についても、寝る前に食べるのは胃に負担をかけて翌朝の調子を崩すことになりかねません。夕食はなるべく早めにとることを心がけましょう。空腹感が強いときは温めたミルクなどを飲むのもよいでしょう。

これらを参考にされたらいいと思います。

自律神経が乱れてくると、不定愁訴や更年期障害、血管や腸の不調も出てきます。

また免疫低下や鬱にも繋がってきます。

放っておくと深刻な病気になったりします。

自律神経ば乱れてくると身体にはどのような事が起こってくるのでしょうか?

自律神経は交感神経と副交感神経からなります。

このバランスが悪くなることで、自律神経が乱れてしまったときに、大きく影響を受けてしまうのが 

血液の流れ 腸 免疫力 です。

健康な方が病気になる原因は、血管系か免疫系によるトラブルが多いのですが、どちらも自律神経と関係があります。

血液の流れ 腸 免疫力 の3つはお互いに連動しています。

どれか一つでも悪くなると他にも影響を与えてしまいます。

自律神経が乱れてしまうと、血液の流れ 腸 免疫力 も影響を受けて放っておくと、身体にも様々な症状や病気が現れてきます。

めまい だるさ 疲れ 等の不定愁訴がみられます。

これらの症状は西洋医学の病院でも原因が発見されにくい事が多いです。

自律神経が整ってくると、疲れなくなったり、睡眠が深くなる 気持ちが穏やかになってきます。

まとめます。

自律神経が乱れてくると

血液の流れが悪くなります。そうなると自律神経の交感神経が副交感神経より優位になってくると血圧が上がって血管の老化が進んで、栄養分を十分に運べなくなります。

腸は自律神経が乱れると悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなります。そして腸を流れる血液も影響を受けてしまいます。また腸には多くの免疫細胞があるので、免疫機能もとても悪くなってしまいます。

免疫力も下がります。自律神経のバランスがいいと、免疫をつかさどる白血球のバランスもよくなります。
交感神経が高く、副交感神経が低くなってしまうと白血球のバランスも悪くなって免疫力が低下してしまいます。

それでは、どの様にしたらいいのでしょうか?

ずばり、副交感神経の機能を高める事が大変重要になってきます。

それは生活習慣を見直すのです。

睡眠 運動 食事のバランスを整える事です。

睡眠不足になってくると副交感神経が悪くなって、交感神経が高ぶってしまいます。
その結果、よく寝れない状態となります。

運動は大事です。適度な運動はいいのですが、ジョギングよりもウォーキングがお薦めです。

食事ですが、ゆっくりよく噛んで、腸と自律神経を整えるのが重要です。
食べ方としては、ストレスを感じずに楽しく食事を摂るのが重要になってきます。
私の考えとしては、1日3食にこだわらずに、糖(炭水化物) 脂質 タンパク質のバランスのとれた食事を摂る事が重要と思います。

*糖(炭水化物) : 白米 パン 等

*脂質 :ナッツ類 魚介類 油  等

*タンパク質 :肉類 魚介類 卵  大豆・大豆製品 乳製品 等

お気軽にご相談ください。  

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